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ガートナー、2019年の購買システムの動向予測(Prediction 2019)を発表 - Gartner (2018-12-14)

12月3日に、調査会社ガートナー社が 2019年の購買システムの動向予測レポート「Predicts 2019: Sourcing and Procurement Application Vendors Embrace APIs and the Ecosystem Approach」を発表しました。

レポートの主要な予測と推奨事項の要約は、以下。

■主要な予測事項
1). ソーシング~支払までの統合型ソリューションは中途半端に不十分であり、優れたモジュールを組み合わせて使うようになる。そのようなエコシステム型のツール連携活用が進化する。
2).バラバラなフリーランス管理システムが部門ごとに導入されてしまうことが危惧される。
※欧米では、フリーランスへの業務委託は購買機能の担当と考えられています。
3).サプライヤー管理の新システムや様々な情報源提供先が登場し、サプライヤーとの協働や監理への関心が高まる。

■推奨事項
1).複数ベンダーのシステム機能を組み合わせてエコシステムとして利用する対応策立案
2).ベンダー管理システムと連携した全社共通フリーランス管理システム導入の検討
3).製品や情報源の環境変化に応じたサプライヤー管理や協働の仕組み改善の検討
4).複数ベンダーによるエコシステム型システム構成が進む中、ベンダーのシステム連携機能(API)も選定評価項目の1つに

エコシステム型購買システムへの方向性は、今年の7月にA.Tカーニーがレポート「The Future of Procurement Technology」で示したところです。現在では選択肢がほとんどない日本市場ですが、水面下では直接材の複雑な見積機能をクラウド型で提供する従来常識破壊型のベンチャーなども成長しつつあるなど、この潮流は頭の片隅に留めておいてもよろしいかと思います。

参考)
The Future of Procurement Technology: Mediocrity Is No Longer Acceptable-A.T. Kearney (2018年7月)
https://www.atkearney.com/procurement/article?/a/the-future-of-procurement-technology-mediocrity-is-no-longer-acceptable

Gartner Predicts 2019: Sourcing and Procurement Application Vendors Embrace APIs and the Ecosystem Approach -Scout
http://learn.scoutrfp.com/gartner-2019-predicts-sourcing-procurement.html