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サプライチェーンCO2削減レポートの最新版は、日本の環境大臣が序文、優秀取り組み日本企業は10社-CDPレポート (2019-02-10) | ||
サプライチェーンのCO2削減に取り組む環境NGOのCDPから最新版レポート「CDP'sGlobal Supply Chain Report 2019-Cascading commitments: Driving upstream action through supply chain engagement」が2月6日に掲載されました。 2019年版では、日本の原田 義昭環境大臣が序文を寄せているように、日本政府のバックアップも強くなっている様子です。 サプライチェーンが生み出すCO2は、企業単独の量の5.5倍に当たるとされ、サプライヤーを含めた削減が大きな課題と捉えられています。 CDPによると、10年前に発足時点は19社だったメンバー数が、現在は115団体に拡大(購入総額: 3.3兆ドル以上)。調査に協力サプライヤー数も、634社から5,500社に拡大したとのこと。 そして昨年は韓国の年間削減量を超える6億6600万トンのCO2削減を達成し、193億ドル相当の経済効果があったとしています。 しかし、削減活動の実施を報告してきたサプライヤーは57%に過ぎず、手段と結びつけた体系的な削減目標を設定しているのは35%、科学的な要件に準拠しているのは3%と、まだ改善余地があることも示しています。 また、水資源、森林資源についても、改善されてきているものの、まだ余地があることが示されています。 なお、気候変動に対する優秀取り組み企業(Aリスト)に今年選定された日本企業は、積水化学、コマツ、三菱電機、ナブテスコ、ソニー、住友化学、豊田自動織機、富士通、川崎汽船、日本郵船の10社。 そして優秀取り組み企業(Aリスト)に選定されている三菱電機は、以下のURLのようにプレスリリースを出しています。 Mitsubishi Electric Named CDP Supplier Engagement Leader https://www.businesswire.com/news/home/20190206005270/en/Mitsubishi-Electric-Named-CDP-Supplier-Engagement-Leader 参考) Suppliers save $19.3bn by cutting emissions-CIPS(Supply Management) https://www.cips.org/en/supply-management/news/2019/february/leading-companies-save-193bn-through-sustainable-supply-chains/ CDP names 120 leading firms for engaging suppliers on climate-Ethical Corporation http://www.ethicalcorp.com/cdp-names-120-leading-firms-engaging-suppliers-climate 味の素など日本企業10社が、気候変動に対する優秀取り組み企業に選定-CDPレポート (2018年2月6日) https://www.facebook.com/itscobuy/posts/1788302234534346 大企業89社がサプライヤーに働きかけたら、フランス1ヶ国分以上の温室ガスが削減できた!-Supply Management(CIPS) (2017年1月25日) https://www.facebook.com/itscobuy/posts/1397961930235047 |