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英国公的機関、購買業務の42%が自動化で人手業務から消滅するとの調査結果を発表-CIPS(Supply Management) (2019-03-26)

英国公的機関(英国議会直属機関)である英国国家統計局(Office for National Statistics)が、3月25日に発表した調査レポート「自動化されるリスクが最も高いのはどの職業か?(Which occupations are at highest risk of being automated?)」によると、購買職(Buyers and Proffesional Officers)の業務の41.56%が自動化される(人間系としては消滅し、AIを含むプログラムやロボットに置き換えられる)としました。

将来の英国労働市場への影響を測るために行われたこの調査は、有名なオックスフォード大学の調査(Frey and Osborne)を参考に、2016年のOECD方式に準拠し、2000万人の労働データを対象に行われました。そして各職種で自動化される業務の予測比率とリスクレベル(高(70%超)・中(30~70%)・低(30%以下))が明らかにされました。

最もハイリスクなのは、ウエイター・ウエイトレス、棚補充担当、初歩的な営業職、バースタッフで7割が自動化されるとしています。一方で購買職(Buyers and Proffesional Officers)は、中程度リスクで41.56%が自動化と予測されています。また、購買管理職(Purchasing managers and directors)の自動化比率は29.88%でぎりぎりの低リスクに分類されています。

また自動化はルーチン作業などの非熟練作業から発生することから、年齢別では20代などの若者世代への脅威となっています。

なお、2011年に比べて2017年の方が、自動化高リスク業務が全体に占める比率が8.1%から7.1%に低下しているのは、すでに自動化が進んでいるためかもしれないと、調査はしています。

参考)
Which occupations are at highest risk of being automated? (原文サイト)- 英国国家統計局
https://www.ons.gov.uk/employmentandlabourmarket/peopleinwork/employmentandemployeetypes/articles/whichoccupationsareathighestriskofbeingautomated/2019-03-25