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中国の環境汚染違反サプライヤーが突然消える可能性、浙江省の事例をジェトロが取り上げ-ビジネス短信(ジェトロ) (2019-05-12)

5月10日に、ジェトロがビジネス短信で「浙江省内重点汚染企業、2020年までに移転改造または閉鎖撤去」というタイトルで、浙江省の重点汚染企業(セメント、平板ガラス、化学工業、コークス、鉄鋼)の73社を2020年までに移転改造または閉鎖撤去されることが、浙江省政府から4月19日に発表されたと報じています。

中国では、2018年7月3日に「青い空を守る戦いに勝利するための3年行動計画 (打贏藍天保衛戰三年行動計劃」が発表され、2020年までに主要都市でのPM2.5濃度を低下し、大気の質が「優良」となる日を年間8割以上にする目標が示されました。そして「散乱汚企業(環境汚染企業)」の取り締まりがその主要施策になっています。

今回の浙江省の対応はこれに基づいたもので、同様の対策が河南省、山西省とのことです。ジェトロのレポートでは「企業自らが汚染対策を実施するだけでなく、取引先の中国企業などにも注意を払う必要がある」としています。