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2020年代の間接材購買業務革新を行うために備えるべき6つの要素を提案--マッキンゼー (2019-05-14)

戦略コンサルティング会社のマッキンゼーが、4月9日に論説記事「2020年代の間接材購買に劇的変化を起こす(Revolutionizing indirect procurement for the 2020s)」を発表し、間接材購買の革新に必要となる6つの新たな要素を定義しました。

記事では、2011年以降、間接材支出は毎年7%ずつ増加しているのに、十分な注意が払われていない、不十分な対応しかされていないとの、課題提示がまず行われています。そしてそれに対して、旧来の手法に加えて、業務手法や情報技術と結びついた新しい業務遂行のビジョン(方式)を導入していく必要があるというのが、主張となっています。そしてそれをもって、従来の延長に留まらない革新的変化を起すことを提言しています。

そのために必要になるのが、以下の6つの要素です。
1).機械学習機能を有する支出分類機能(Intelligent spend engines)
2).支出削減とプロセス最適化の契機を検出できる先進的な分析ツール(Advanced analytics solutions)
3).自動発注も付埋めたサプライヤーと連携した発注機能(Seamless B2B ordering)
4).ゼロベース予算手法(Zero-based budgeting)
5).人手を介すことなく、自動化された購入~支払プロセス(Automated procure to pay (P2P))
6).財務的損益への即時反映(Financial P&L interlink)

時勢から情報技術への言及は多いですが、興味深く観点をあげてきています。
そして、これらの6要素と、旧来からの明細見積手法、業績測定、チェンジマネジメントを組み合わせた図が提示されています。

なお、2018年からマッキンゼー社のarticleに購買関連の記事が目立ち始め、それらは論旨が明確で有用と思われます。