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購買・資材調達職の給与、大幅上昇で572万円、順位は66位に躍進-マイナビ (2019-07-13) | ||
2019年のマイナビ転職 モデル年収平均ランキング2019年版が発表され、購買・資材調達職の給与は大幅にアップして572万円(前年比+89万円)、発表311職種中66位との結果になりました。 2018年4月〜2019年3月の1年間にマイナビ転職に掲載された求人の「モデル年収例」から平均値を算出したもので、ブレはあると思いますが、この給与アップは職種の重要性認知の向上と考えられます。2018年が大幅落ち込みでしたが、その分を回復し、さらに伸びた感じです。 とはいえ順位では、2014年の48位には届いていません(好況時は下がるけど、不況感が漂いだすと上がってくる、経済の先行指標になっているのかもしれません)。 以下に過去年度の発表値を並べます。 2019年度(調査対象 311職種, 調査期間:2018年4月1日~2019年3月31日) 購買・資材調達 66位 572万円 仕入れ・バイヤー 238位 457万円 2018年度(調査対象 316職種, 調査期間:2017年4月1日~2018年3月31日) 購買・資材調達 203位 483万円 仕入れ・バイヤー 125位 522万円 2017年度(調査対象 316職種, 調査期間:2016年4月1日~2017年3月31日) 購買・資材調達 161位 506万円 仕入れ・バイヤー 88位 547万円 2016年度(調査対象 336職種, 調査期間:2014年1月1日〜2015年12月31日) 購買・資材調達 168位 496万円 仕入れ・バイヤー 153位 502万円 2014年度(調査対象 134職種, 調査期間:2007年4月1日 ~ 2013年6月30日) 購買・資材調達 48位 540万円 仕入れ・バイヤー 85位 492万円 ※「仕入れ・バイヤー」には小売業の仕入れ・バイヤーが混ざっている可能性が想定されます。また「購買・資材調達」には発注(Order-to-pay)などが混じっている可能性があります。 ==== 一方で、英国の購買関係者団体CIPSがHays 社と共同調査している「CIPS/Hays procurement salary guide」の2019年版も発表されました。こちらも「よい知らせは購買の価値(給与)が上がり続けていることだ」とされているように、英国では5年連続で全職種平均の増加率を上回っているとのことです。 2019年は全職種平均で前年比2.7%上昇に対して購買職は5.3%上昇、昇給を手にした人は購買職の72%で前年比+4%と発表されています。またCIPS (Supply Management)の記事には、イギリス連邦(コモンウェルス)各国の状況も図で示されています。 参考) 購買職の給与水準は平均もしくはやや上、ただしリーマン前後の水準にはかなり届かず-マイナビ (2017年7月13日) -It's購買系 https://www.facebook.com/itscobuy/posts/158137201522737 CIPS/Hays salary guide 2019: benchmark your salary-CIPS (Supply Management)(2019年6月21日) https://www.cips.org/en/supply-management/analysis/2019/june/cipshays-salary-guide-happy-with-your-salary/ Procurement Salary Guide Outlook – Cloudy with a Chance of a Slimmer Gender Pay Gap-Spend Matters(2019年7月9日) https://spendmatters.com/uk/procurement-salary-guide-outlook-cloudy-with-a-chance-of-gender-pay-gap-shortening/ |