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次の購買ITのトレンドは直接材の開発段階? NPI(New Product Introduction)対応製品の発表が相次ぐ-SpendMatters他 (2019-11-15) | ||
11月7日に、有力購買ソリューションのIvaluaが、直接材購買向けの3つの新機能提供の発表を行いました。 直接材の部品表(BoM)構造を製品内に取り込む(Bill of Materials (BOM) Lifecycle Manager)とともに、新製品の開発段階のコスト管理をサポート(New Product Introduction (NPI) )し、さらに品質管理機能(Advanced Product Quality Planning (APQP))を提供するとのことです。 一方で、人工知能技術を活用した直接材ソーシングシステム(Cognitive Sourcing:データ分析の比重が大きい)で名をあげつつある Levadataは「Cognitive NPI」の名のもとに、直接材部材の開発高いでのコスト分析機能の強化を発表し進めています。 さらに第71回関東購買ネットワーク会(9月14日)では「コストエンジニアリング観点での見積分析と、見積ソリューション最前線」との題でスペシャルトークをいただきました(プレゼン資料はそっくり資料室に提供いただきました)。このご講演はまさに現在のこの状況を先取りし取りまとめていただいた、非常に優れたご講演でした。 このように、各ベンダーの直接材の開発段階コスト明細管理の進んでいる状況について、情報サイト Spend Mattrsは、Everest Groupの資料を引きつつ、以下のように解説しています。 「これまでの購買デジタル変革のほとんどは、手軽に成果が得られる間接材購買領域主体で行われてきた。直接材は、複雑かつ精緻で部門間の関係者も多い難しい業務プロセスゆえに、手つかずできた」 そのため、特に米国企業は、例えば見積書のやり取りでも電子メールと添付Excelファイルベース主体で行われているが、本当にそれでよいのか。例えば、自動車メーカーのBMWはAllocation社の製品「ASTRAS」を使って購買プロセスの社内部門間・サプライヤー間の電子化とデータ活用を行っているのだがと、事例をあげて説明するに至っています。 このように、間接材の次は、直接材の開発フェーズの情報化というトレンドが出始めているのは、注目しておくべきと思われます。 参考) Ivalua Announces New Innovations for Managing Direct Materials Spend-Ivalua (2019年11月7日) https://www.ivalua.com/press-releases/ivalua-announces-new-innovations-for-managing-direct-materials-spend/ コグニティブソーシングのLevadataがIBMとの提携発表、Levadataは年次調査レポートも発行ーLavadataーIt's購買系 (2019年10月29日) https://www.facebook.com/itscobuy/posts/2753871524644074 Revolutionize Your Approach to NPI with Cognitive Sourcing™ ーLevadata https://www.levadata.com/npi/ コストエンジニアリング観点での見積分析と、見積ソリューション最前線ー購買ネットワーク会資料室(PDFへのリンク) http://www.co-buy.org/materials/20190914_kanto_no71_1.pdf |