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車メーカー調達担当役員に聞く~いすゞ、ボルボグループ: 提携発表の2社はどう考えているのかー日刊工業新聞 (2019-12-30) | ||
日刊工業新聞の連載ですが12月も休載があり、2社が取り上げられたのみに留まりました。 しかしボルボグループといすゞ(UDトラックス事業を買収予定)の戦略的提携発表直後の2社が取り上げられました。記事取材タイミングゆえか、戦略的提携については語られていませんが、グローバル調達の視点が両社で語られています。 ■いすゞー 専務執行役員・都築成夫氏 (海外拠点の現調加状況の話が主体) ・為替に左右されないように現調化を進めることを基本とし、日本以外にタイ、東南アジアの3極に、支援拠点として中国とインドを強化していく。本社のグローバル調達部が拠点間調整に当たる体制。 ・明確な数字目標はないが、タイ、インド、中国のピックアップトラックは現調化が8割前後に進んでいる。 -例えばタイのピックアップトラック事業は9割の現調化に達し、これ以上は不要レベルに到達。 -タイと同じピックアップトラックを製造するインドも現調率8割。エンジンも現地メーカーから購入。まだ現調化できずタイから送っている精密部品も現調化は考えていきたい。 -江西五十鈴汽車(合弁先)も現調率が8割近い。 ・南アフリカ(ピックアップトラック)、タイやインドネシアの商用車は現調化率はまだ低い -GMから引き継いだ南アフリカは、現地サプライヤーが少なく3~4割程度 -タイやインドネシアの商用車は比率は4~5割 ーただしインドネシアは主要部品の現調化はでき、フィリピン輸出開始で増量効果も期待できる ■ボルボグループ - 調達シニアVP エリック・シャポロワ氏 ・トラックコストの6~7割は購買支出 ・次世代技術対応では韓国サムスンや米エヌビディアとグローバルレベルで戦略的な提携を実施したが、グローバルで見てベストの企業を見極めていく。提案力のある強いサプライヤーとの協働を求める。 ・調達方針はグローバルでベストなサプライヤーからの調達で、基本的に現調目標などは設定していない。 ・またサプライヤー選定要因は、コストだけではない ・ボルボグループに優れた提案ができる日本サプライヤーには、グローバルに事業拡大する機会を得られる。新技術で強みがある日本サプライヤーの採用増加も考えられる。 参考) 完成車メーカー 調達担当役員に聞く(7)ボルボグループのエリック・シャポロワ氏ー日刊工業新聞 https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00542810 いすゞとボルボ・グループ、商用車分野での戦略的提携に関する覚書を締結ーいすゞ https://www.isuzu.co.jp/press/2019/12_18.html |