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年配者はすぐに対面でと、でも購買交渉はテレワークでいいよねと、英国の若手たちは考える - Spend Mattres UK他 (2020-02-15)

英国でも18歳~34歳(ミレニアル世代)はデジタル機器越しの購買交渉で事足りると考えているとのバークレイカードがオックスフォード大学と共同で調査した結果が1月21日ごろに報じられました(登録者にメール送付されてきたとのことです)。その結果に世代間の差が明確に表れたために、Spend Matters他などで取り上げられるに至りました。

調査はソーシング結果の判断を下せる役割にある500人以上を対象に実施。結果は、きちんとデータを整備して論理だった交渉をしましょう。それができるならば、デジタル空間のコミュニケーションでも足りるのではないかというものでした。

しかし回答には年代で顕著な差がみられたとのこと。対面交渉が良いと回答したのは、55歳以上の回答者の62%に対し、18~34歳は33%と2倍の開きがあったとのことです。一方で。回答者全体の78%は価格交渉・決定におけるデータ活用の重要性が今後さらに高まると回答とのことです。

一方で、対面交渉をうまく行う自信が十分でないと、前回回答者の半分(46% -内訳: 男性43%. 女性:46%)が認めているとのこと。その助けとして、例えばサプライヤー管理ポータルを利用しているのは、55歳以上の10%に対し、18~34歳は22%と2倍以上の開きがあります(しかし実数自体が少ないですが)。

ただし、サプライヤ管理ポータルやビデオ会議などの技術を使えば、交渉をもっとうまく行えると、回答者全体の3分の1が考えているとのことです(18~34歳の43%に対し、55歳以上は29%)。

これに対し、調査を実施したオックスフォード大学のポール・フィッシャー教授は「新しい世代が舵を取るにつれて、交渉の技術が進化していることは明らかです」と語っています。

参考)
The evolving art of supplier negotiation – more data analytics please!ーSpend Matters
https://spendmatters.com/uk/the-evolving-art-of-supplier-negotiation-more-data-analytics-please/

Supplier negotiation could become more science than art: survey ーSupply Chain Dive
https://www.supplychaindive.com/news/supplier-negotiation-could-become-more-science-than-art-survey/570974/

Data emerging as key to negotiation, study finds ー Director of Finance
http://dofonline.co.uk/2020/01/21/data-emerging-key-negotiation-study-finds/