工作機械メーカーのヤマザキマザック、今後の供給納期確認や代替先検討といった危機管理の第2フェーズにｰ日刊工業新聞 (2020年4月15日)

"工作機械メーカーのヤマザキマザック、今後の供給納期確認や代替先検討といった危機管理の第2フェーズにｰ日刊工業新聞 (2020-04-15)
緊急事態宣言対応で工場も含めた全社休業(東芝)、調達部品不足で生産一部休止(ホンダ)、需要低迷対応での工場稼働停止(トヨタ)など、日々新たな生産停止状況が発生しています。しかし一方で工作機械メーカーが、影響の長期化を見据えた部材のサプライチェーンの状況確認に乗り出していることが、4月14日の日刊工業新聞で報じられています。ヤマザキマザックは、当面は自社在庫で凌げるものの、欧州企業から調達している工作機械ユニットが納期通りに納入されるのかの確認、および不可の場合の代替調達先の検討を始めたとのこと。突発事態への緊急対応への当座のやりくりで乗り越える危機管理の第一段階から、様々な断絶は日々発生するものの、それに対応しつつ、今後を見据えて状況を制御していく第二段階になってきているように思えます。フル稼働ではないが中国の工場生産再開が報じられ、ヨーロッパでも緩和が云々されるように、少し見込みも見えてきています。参考) 東芝が国内全拠点原則休業へ新型コロナ感染拡大防止でｰNHK (2020年4月15日) https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200415/k10012389341000.html ホンダ、鈴鹿で生産一部休止　部品調達困難にｰ時事通信(2020年4月14日) https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041401039&g=eco トヨタ国内全工場２日間稼働停止感染拡大で需要低迷ｰNHK (2020年4月15日) https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200415/k10012389271000.html