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供給リードタイムが平時の2倍以上だが、中国稼動は8割まで回復、米国購買団体ISMの3月後半時点の調査結果ーSupply Chain Dive (2020-04-30)

米国購買団体ISM(Institute of Supply management)が実施したグローバルサプライチェーン断絶状況の最新調査結果が、4月14日に発表されました。3月17日~30日に米国大企業に調査した結果とのことです。

主な調査結果は以下になります。
・3月末までには、新コロナ禍のサプライチェーン途絶の影響を受ける企業は全体の95%にまで増加。
 重大な途絶発生地域は米国9%, 米国以外の北米6%, 日本17%, 韓国17%, ヨーロッパ24%, 中国38%。

・リードタイム: 通常の2倍以上に(中国222%, 韓国217%, 日本209%, 欧州201%,国内調達200%)
また4月には、国内と北米、そして欧州からのリードタイムのさらなる悪化を危惧。
操業率: 米国国内は7割操業でさほど悪くないが、中国と欧州は5割操業(本格稼働ではない)
・在庫: 国内およびメキシコは、操業に影響を与えない在庫水準にあるが、欧州は厳しい
・雇用: 国内は33%が時短、27%が人員削減を予定。54%は採用抑制検討。
   なお、前回の2月下旬は、中国で56%の従業員しか出勤できていなかったが、82%に回復とのこと。 
・見通し: 回答企業の多くは7-9月期には供給状況の正常化を予測しているとのこと。

参考)
COVID-19 GLOBAL SUPPLY CHAIN DISRUPTIONS CONTINUE ー ISM (April 14, 2020)
https://www.instituteforsupplymanagement.org/news/NewsRoomDetail.cfm?ItemNumber=31175&SSO=1

COVID-19 Survey: Impacts On Global Supply Chains ーISM (March 11, 2020)
https://www.instituteforsupplymanagement.org/news/NewsRoomDetail.cfm?ItemNumber=31171&SSO=1

ISM survey takes an updated look at the impact of COVID-19 on supply chainsーLogistics Management (2020年4月16日)
https://www.logisticsmgmt.com/article/ism_survey_takes_an_updated_look_at_the_impact_of_covid_19_on_supply_chains