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取引適正化から共存共栄による付加価値創出へ、内閣府主催の未来を拓くパートナーシップ構築推進会議(第1回)開催-日刊工業新聞他 (2020-05-23) | ||
5月18日に「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の第1回が開催されました(状況を踏まえて、テレビ会議での35分間の開催になったようです)。 開催趣旨では、以下の2点が挙げられています。 (1).振興基準遵守など発注側の大企業と受注側の中小企業の協議を促進(取引適正化推進) (2).サプライチェーン全体の生産性向上等の取組を推進し、大企業と中小企業が共に成長できる持続可能な関係を構築 とくに後者については、今夏を予定している「パートナーシップ構築宣言」雛形に以下の文面があります。 1.サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を越えた新たな連 サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を越えた新たな連携 直接の取引先を通じてその先の取引先に働きかける(「Tier N」から「Tier N+1」へ)ことによ り、サプライチェーン全体での付加価値向上に取り組むとともに、既存の取引関係や企業規模等 を超えた連携により、取引先との共存共栄の構築を目指します。その際、災害時等の事業継続や 働き方改革の観点から、取引先のテレワーク導入や BCP(事業継続計画)策定の助言等の支援も 進めます。 一部報道では、これまでの下請け取引適正化の側面が強く出されていますが、そこからさらに進んで、サプライチェーン全体で付加価値を出していく共存共栄の方向の検討が始まっています。 参考) 未来を拓くパートナーシップ構築推進会議-内閣府 https://www5.cao.go.jp/keizai1/partnership/partnership.html 下請け買いたたき防止へ 日商や経団連、政府と会議-日本経済新聞 (2020年5月18日) https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59247320Y0A510C2EE8000/ |