三菱電機、各国の経済安保情勢を調査・リスク管理する「経済安全保障統括室」を新設ｰ日本経済新聞 (2020年9月30日)

三菱電機、各国の経済安保情勢を調査・リスク管理する「経済安全保障統括室」を新設ｰ日本経済新聞 (2020-09-30)
9月17日の日本経済新聞で、三菱電機が調達規制などを含めた各国の経済安全保障政策の変化を把握し、グループ全体のリスク管理を担う、社長直轄の「経済安全保障統括室」を新設する旨の報道がされました。関連署と連携し、サプライチェーンの見直しなどのリスク低減策を検討していく役割を負うとのことです。プレスリリースでは「各国の経済安全保障政策の急激な変化に対応して、政策動向や法制度を調査・分析し、全社における輸出、情報セキュリティ、投資、開発等に関わる経済安全保障の観点から見たリスク制御を統合的に行うことを目的に、社長直轄組織として「経済安全保障統括室」を新設する。」としています。購買業務に留まらない範囲を担う組織で、かつ日経新聞は宇宙・防衛事業を手掛けるという三菱電機の特性も指摘嬰ていますが、米中貿易摩擦を始めとする海外ビジネスの緊張の高まりの中、個別対応ではなく、インテリジェンスとしての司令塔設置のように思えます。参考) 執行役職務分掌変更及び組織改編のお知らせｰ三菱電機 (2020年9月16日) https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2020/0916-a.pdf