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コマツ、中国から東南アジア移転もしつつ、国内協力会の維持強化にも邁進ーニュースイッチ(日刊工業新聞) (2020-10-15) | ||
10月5日の日刊工業新聞で、コマツのサプライヤー対応方針に関する、栗山調達本部長のインタビュー記事が掲載されました。コマツは、「コマツみどり会」という非常に緊密な関係サプライヤー協力会を持ち、例えばサプライヤー工場とのデータ連携でサプライヤーも含めた一体型サプライチェーンを構築しているなど、コマツとサプライヤーが一体となった特長ある体制を構築していることで有名な企業になります。 その「コマツみどり会」は、国内156社で、部材購入企業が63社、外注企業が93社(そのうち23社は海外進出済み)。 「コマツみどり会」は厚板部会、機械加工部会などとテーマや部材に応じた部会を立ち上げ研究を重ねることで、中国調達に匹敵するような検討も進めているとしてます。また、建機はライフサイクルが長く、補修部品の提供期間も長いため、中国調達の方が安い場合でも、長期の安定供給を考慮した調達体制を考える必要があり、国内の「小松みどり会」での検討は意義があるとしています。 一方で、中国からインドネシア、タイ、フィリピンへと供給先を映している事例も紹介されています。 また国内サプライヤーについては、後継者問題からの廃業リスクに備えて、サプライヤー後継者にコマツ管理職が経営研修を行うなどの対応もしているとのこと。 |