グローバル共同購買会社を活用したNTTグループ集中購買の実施-Business Insider (2021年1月13日)

グローバル共同購買会社を活用したNTTグループ集中購買の実施-Business Insider (2021-01-13)
NTTグループを主に通信事業者の動向を伝えるBusiness Insider誌が2021年1月号の「特集 NTTデータ技術革新本部の取り組み」の中の記事「購買部の取り組み-NTTグループの調達力の活用と購買データ分析を通じて調達コスト最適化に取り組む」で、NTTグループのグローバル共同購買会社「NTT Global Sourcing Inc. (NTT-GS)」を活用した購買業務を取り上げています。また、NTTデータ購買部が、社内調達コンサルティング部門として、社内調達コンサルティング部門の役割を果たしていることも紹介されています。テレコム業界のグローバル共同購買会社といえば、ソフトバンクが2013年にシリコンバレー((1 Circle Star Way San Carlos CA 9407))に設立した開発拠点内に置かれた、グループ集中購買会社「Buying & Innovation Group( BIG)」がありましたが、現在ではあまり耳にしていません。一方で、NTTグループは2018年11月にNTT Global Sourcing Inc. (NTT-GS)を設立しました。しかしこの時点では、公正競争条件確保のためにNTT持ち株とNTT東西(地域通信会社2社)がNTTグループ共同調達に加われない総務省の行政方針がありました。しかし2019年10月にNTTグループの共同調達を認める方向を総務省が出し、2020年3月から「NTTグループにおける共同調達に関する検討会」が開催され、8月に必要措置を講じつつグループ全体での共同購買を行うことが認められ、8月31日にNTTグループが共同調達実施計画(下記にリンクあり)が提出されました。電子計算機(サーバー、PCなど)、通信装置(ルーターなど)、ソフトウェア、関連機器(ケーブル、ラックなど)が共同調達対象品目で、おそらく世界最大規模の集中購買組織事例になると想定されています。その利用企業側の状況が垣間見れる記事に思えます。参考) 購買部の取り組み-NTTグループの調達力の活用と購買データ分析を通じて調達コスト最適化に取り組む https://www.bcm.co.jp/site/2021/01/ntt-data/2101-ntt-data-01-03.pdf 共同調達の実施について(共同調達実施計画)-NTTグループ(2020年8月31日) https://www.ntt.co.jp/topics/jointprocure/index.html ＮＴＴ、購入金額1兆円のグループ共同購買会社設立を正式発表　コスト削減狙う-日本経済新聞(2018年9月12日) https://www.facebook.com/itscobuy/posts/2070329689664931