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2021年版ものづくり白書:新常態生き残り条件の1つ「レジリエンス-サプライチェーンの強靭化」は購買部門にも関連大-経済産業省ほか(2021-05-31)

2021年版ものづくり白書(主題主題は「製造業のニューノーマル/レジリエンス・グリーン・デジタル」)が5月28日に閣議決定され、経済産業省ホームページで公開されました。
2021年版で動向分析が行われてるのは「レジリエンス-サプライチェーンの強靭化」「グリーン-カーボンニュートラルへの対応」「デジタルーデジタルトランスフォーメーション(DX)の取組深化」の3点ですが、購買部門に大きく関係するのはやはり「レジリエンス-サプライチェーンの強靭化」と思われます。
「レジリエンス-サプライチェーンの強靭化」では次のような内容が示されます。

・自然災害のような局所的なものだけでなく、同時多発する全世界的事態への対応も要検討。それには次が必要
-自社関連グローバル・サプライチェーン全体を俯瞰・可視化し、多面的にリスク把握
-「オールハザード型」BCPでどのような危機にも業務の継続を保証できるようにする
-半導体や蓄電池、レアアースなどの重要品目の国内生産基盤の構築

・しかし現状は、
-調達先の把握取組は、東日本大震災から大半の企業において進展していない
-調達先の情報の定期更新も半数が行えていない

特に現状については、「2021年版ものづくり白書(概要)」から簡便にでも把握しておくことが必要かと思われます。

なお、2020年(昨年)版ものづくり白書「不確実性の時代における製造業の企業変革力」で提起されていたのは、次の4点。
① 企業変革力(ダイナミック・ケイパビリティ)強化の必要
②企業変革力を強化するDX 推進の必要
③設計力強化の必要
④人材強化の必要

参考)
2021年版ものづくり白書(概要)-経済産業省
https://www.meti.go.jp/press/2021/05/20210528002/20210528002-1.pdf

ものづくり白書「供給網リスク把握を、脱炭素も不可欠」-日本経済新聞 (2021年5月28日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA26D720W1A520C2000000/

ものづくり白書、製造業の“新常態”示す 復元力・脱炭素・DX (2021年5月31日)
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/600101?

今年のものづくり白書は3本柱 コロナ禍を経た製造業の“ニューノーマル”とは?-ニュースイッチ(日刊工業新聞)(2021年06月06日)
https://newswitch.jp/p/27525