調達購買関連 最新トピックス |
毎年発表の2022年の購買トレンド予測、今年は9つのビッグトレンドと20個の予測-Ardent Partners (2022-01-29) | ||
2022年の購買業務の予測が各社から発表され始めました。まず例年注目を集めるArdent Partnersは1月20日のWebinarでビッグトレンド(Big Trends)とそれに付属の予測(Predictions)を以下のように発表しました。Webinar録音およびプレゼン資料は、リンク先から聴講・入手可能です。 ビッグトレンド1: COVIDの衝撃は大きいまま 予測1: COVIDは今年のトップストーリーになるだろう(昨年同様) 予測2: 2022年にはすべてが「未確定」、さらにCOVIDの長期的な影響は一世代にわたって続く 予測3: 従来のオフィス環境は失われた 予測4: 採用活動は365日7日24時間、常に行われるようになる ビッグトレンド2: インフレは2022年も継続する 予測5: 節減に対するプレッシャーがさらに強まる 予測6: 業務予算は絞られる 予測7: CPOとCFOがインフレと供給リスクに共同で立ち向かう 予測8: 供給保証が価格よりも重要になることが度々起こる 予測9: 便利さと顧客サービスが、購入契約判断の意思決定で大幅に重要になる(場合によっては価格よりも) 予測10: 商品と供給市場の操作に対する警戒が重要になる 予測11: 今後数年間、多くの市場が操作されていることを知ることになる(市場と価格の透明化が重要) ビッグトレンド3: サプライチェーン(およびサプライヤー)の重要化(なによりも重要) 予測12: 購買部門に対する社内サポートは、かつてないほど高まる 予測13: サプライチェーンの混乱がさらに起きる-需要要因(供給力不足),技術面,物流面,気候面 予測14: ESGはより重要になるが、多くのサプライヤーダイバーシティ活動は行き詰る ビッグトレンド4: デジタルトランスフォーメーションがCPOの最優先課題に ビッグトレンド5: CPO(調査回答の62%)は一式機能提供(スーツ)型ソリューションを好む ビッグトレンド6: 購買部門はさらにデータにフォーカスし、活用するようになる 予測15: 電子支払いが盛んになる (仮想通貨でのB2B支払いを含む) 予測16: AIがソーシング意思決定に影響を与え始める 予測17: ”データ・ドリブン”型CPOが新たな目標になる ビッグトレンド7: 非社員(Extended Workforce)の直接雇用が進展する(中間エージェンシーを介さない) 予測18: 直接雇用2.0が当たり前になる ビッグトレンド8: 柔軟性・拡張性がある非社員雇用の重視 予測19: グローバル労働力の50%が、2022年末には非社員(Extended Workforce)になる ビッグトレンド9: アジリティとテクノロジーが購買業務の中心テーマ 予測20: デジタルエンタープライズによりハイブリットワークが現実化、総合人材管理と絶え間ない人材採用が不安定な2022年の労働市場で必須となる ビッグトレンド7以降は、いわゆるContingent workers(派遣社員購買)関連になりますが、現在では外部委託などを含めて非社員(Extended Workforce)と呼ばれるようになりつつあります。また、”The Great Resignation(大辞職)/Big Quit”状況下の米国の状況反映もあると思います。 |