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購買部門にとっても悩みのサプライチェーン温室ガス排出量の見える化への政府支援の動きが強まる- 読売新聞他 (2022-04-30)

サプライチェーン温室効果ガス排出量削減へ方向が強まる中、窓口にならざるを得ない購買部門にとっても、一定レベルの知識を有する必要があるが、なかなか進まない課題が発生していることは、下記のnote記事(特に第3部:算定編)にまとめました。

しかしそのような状況に対し、環境省から様々な対応が出てきそうです。やや専門的な内容もありますが、サプライヤー窓口の購買部門も留意しておくべきと思われます。

■環境省が、来年度予算要求する中小企業のガイドラインなどの案を整備予定
4月21日の読売新聞は、環境省が「各地の商工会議所や金融機関と連携し、中小企業に排出量の算定法や削減法、開示までのノウハウを伝授する枠組みを作る。脱炭素の取り組みをアピールしたい企業が自社の排出量などを掲載できる専用のインターネットサイトも整備する」事業に着手すると報じました。

岸田内閣の「クリーンエネルギー戦略」の一環として、来年度予算要求にも取り込まれるとのことで、早晩に明確化してくると思われます。現在は明確な発表はない模様ですが、サプライヤー窓口の購買部門となる動向に目を配っておくべきかと思われます。

■Scope3も取り込んだ「SBT等の達成に向けたGHG排出削減計画策定ガイドブック2021年度版」
4月18日には、Scope3の取り組み事例や取り組み手順を追加した「SBT等の達成に向けたGHG排出削減計画策定ガイドブック」の最新版が環境省から発表されました。

やや詳細な内容ですが、無償入手できる政府資料でもあり、さっとでも目を通しておくべきと思われます。

参考)
企業の脱炭素経営への取組状況-脱炭素経営推進ガイドブック(令和3年度策定)-環境省(2022年4月18日)
http://www.env.go.jp/earth/datsutansokeiei.html

BCG、環境省「GHG排出削減計画策定ガイドブック 2021年度版」の取りまとめを支援(2022年4月26日)
https://www.bcg.com/ja-jp/press/26april2022-bcg-ghg_emissions_reduction_plan_guidebook

購買部門視点でのサプライチェーン温室効果ガス排出削減-note
第1部:概要編: https://note.com/tempusemo/n/ne33e008ad70e
第2部:基礎事項編: https://note.com/tempusemo/n/n74183f95d6e7
第3部:算定編: https://note.com/tempusemo/n/nc72191d8b87e
第4部:資料編: https://note.com/tempusemo/n/nb43bdadae418