購買サービス購入の基本知識取得に役立ち、ベンダー各社の情報ガイドにもなるディレクトリを提供開始-Spend Matters (2022年7月7日)

購買サービス購入の基本知識取得に役立ち、ベンダー各社の情報ガイドにもなるディレクトリを提供開始-Spend Matters (2022-07-07)
調査会社のSpend Mattersは、従来から購買ソリューション(ITツール)の評価ガイド「Solution Map」を4半期ごとに更新して提供してきました(現在は0領域で提供され、無料ながら重要な情報源と認識されています)。それに加えて、購買関連サービス企業の情報ディレクトリ整備・提供が2022年4月から本格的に始まりました。まず4月20日と27日の「(Understanding the procurement services market landscape)」で表明されました。 ■Part1:私たちの関心と課題、そして機会(Our interest, the challenges and opportunities) https://spendmatters.com/2022/04/20/understanding-the-procurement-services-market-landscape-our-interest-the-challenges-and-opportunities-part-1/ ■Part2:私たちの見解とその理由(Our view and why it’s different) https://spendmatters.com/2022/04/27/the-procurement-services-market-our-view-part-2/ 問題意識としてまず語られるのは、・購買部門がすべて自前でやれるほど、業務は単純ではなくなった(エコシステムの世界だ) ・むしろ購買部門に期待されるのは、様々なサービス企業を連携して使いこなすことだ・しかしXaaSのサービス化の進展は、サービス提供形態や企業の姿を複雑にしている・サービス企業が従来のサービス区分から新たな分野に踏み出すことの活発化も複雑化の一因・ゆえに誰かがこれを情報整理して「知識ベース」として提供する必要がある・Spend Mattersは従来の情報ツール評価に加えて、この分野に乗り出すそしてまずは欧米主体の35社()の「購買サービスバイヤーのためのディレクトリ(Procurement Services Buyer’s Directory)」が公開されました。残念ながら詳細レポートは有償ですが、提供されている概要情報や情報整理方法だけでも参考になります。 (プルダウンメニューで、"Asia-Pacific”分に絞り込むことも可能) ■提供されている概要情報 1).購買サービスバイヤーのためのディレクトリ(Procurement Services Buyer's Directory) https://spendmatters.com/procurement-technology-services/ サービス企業35社の社名、住所、概要記述、サービス種別比率が一覧化されます。サービス種別は以下に区分され、各社がどの領域を主体としているかが示されます。 -Procurement Transformation (購買業務変革-大規模かつ広範な新状態への移行) -Source-to-Pay Tech Consulting (購買システムの導入) -MSP(品目改善, サプライヤー管理などの個別改善-ツール提供を伴う場合あり) -Procurement BPO(購買業務アウトソーシング) この提供サービス区分は目途を付けに役立つとともに、例えばProcurement BPOを手掛けていない企業の日本法人と、BPOの商談を進めたりしない(失敗が必至です)ためのガイドなどに役立ちます。 2).X社の特徴記事(XXXX features in the Procurement Services Provider Directory) さらに、より詳細な情報が「X社のfeatures in the Procurement Services Provider Directory」で把握できます。検索窓に「features in the Procurement Services Provider Directory」を入力して検索すると、一覧化できます。そして個別の企業のリンク先を見ると、以下の情報を把握できます。 (1).企業情報: 設立年, 従業員数, 本社所在地, オフィス展開, 購買サービス要員数(FTE),購買サービス提供地域, 対象業界(収益の1割超を占める),対象業界(収益の2割超を占める) (2).提供サービス比率、サービス提供地域比率 (3).担当プロジェクトの複雑さ比率-購買業務変革プロジェクト, 購買システム導入プロジェクト例えばAccenture分は、以下のリンクより把握できます。 https://spendmatters.com/2022/05/03/accenture-features-in-the-procurement-services-provider-directory/ ==== 対象35社の一覧は以下(〇はAsia-Pacificで事業実施): 4C Associates 〇Accenture 〇AlixPartners LLP 〇Bain & Company 〇BearingPoint 〇BCG 〇Capgemini 〇Capita Procurement Solutions (Capita PLC) 〇Chain IQ Group AG Corcentric 〇Deloitte Efficio LLC Fine Tune Expense Management 〇FLUXYM Fullstep Future Purchasing 〇Genpact 〇GEP The Hackett Group 〇IBM 〇Infosys Insight Sourcing Group 〇KPMG 〇McKinsey 〇Nitor Partners Optis Consulting ProcureAbility Proxima Group 〇PwC The Shelby Group State of Flux 〇Tenzing Velocity Procurement 〇WNS Denali (part of WNS) Xoomworks Ltd ■分野別の製品評価ガイド「Solution Map」の提供サイトは以下: https://spendmatters.com/solutionmap/